ワイズ(足囲)とは? 3Eと4Eの違いと「幅広なら楽」という大間違い

日本人の9割が陥る「幅広信仰」の罠。足が痛いのは、靴が狭いからではなく、緩すぎるからかもしれません。

📖 目次

ワイズ(足囲)の正体は「円周」

ワイズ(足囲)とは、足の親指と小指の付け根、一番出っ張っている部分をぐるりと一周測った長さのことです。定規で測れる直線の「足幅」とは別物であり、足の厚みまで含めた「ボリューム感」を指します。

JIS規格(日本産業規格)では、このワイズによってE、2E、3E、4Eといったランク付けがなされています。靴の中のわずかな差が、歩行の安定性を劇的に左右します。

Measuring foot circumference with a tape measure

JIS規格:ワイズ別の寸法差(目安)

ワイズ 足囲の差(ワンランクごと) 足幅の差(目安)
2E → 3E +6.0 mm 約 +3.5 mm
3E → 4E +6.0 mm 約 +4.0 mm

※同じ足長(サイズ)の場合。「たった6mm」と感じるかもしれませんが、靴紐を限界まで締めても羽根が閉じてしまうほどの劇的な差が生まれます。

「日本人=幅広甲高」という昭和の神話

現代の日本人、特に若年〜中年層の足は、食生活や生活様式の変化により、**E〜2E(標準〜やや細め)**が主流になりつつあります。それなのに「幅広」を求めてしまうのは、運動不足で足のアーチが潰れた「開張足(かいちょうそく)」を幅広足だと誤解している、あるいは脱ぎ履きが楽な状態を「フィット」と脳が誤認する「オーバーサイズ症候群」が原因です。

スニーカーと革靴は「別世界の単位」

最も悲劇が起きるのが、スニーカーの感覚で革靴を選ぶケースです。スニーカーは実寸プラス1.0cm程度の余裕を持たせる前提ですが、革靴は木型の段階ですでに「捨て寸(余裕)」が含まれています。スニーカーの27cm感覚で革靴の4Eなどを選ぶと、踵が抜けるほどのブカブカな靴が届くことになります。

Comparison of sneaker and leather shoe dimensions

「緩い」が生む連鎖的なトラブル:前滑りの恐怖

広い靴を「リラックスできる」と勘違いしてはいけません。靴の中で足が固定されないと、歩くたびに足が前に突っ込む「前滑り」が発生します。結果、指先が靴の先端に当たり、爪を痛めたり、無意識に地面を掴もうとしてハンマートゥ(指が曲がる症状)を招くパラドックスに陥ります。

2026年の最終結論:あなたが選ぶべきワイズ

整理をしましょう。3Eや4Eといった幅広モデルは、正しく選べば救世主となりますが、誤解したまま履き続けると深刻な足のトラブルを招きます。自身の状況に合わせて、以下の指針を参考にしてください。

「緩い=楽」という幻想を捨て、足と一体化する「適切な拘束感」を選んでください。それが、10年後の足の健康を守る唯一の道です。

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