登山者の悩みNo.1「下山で爪が痛い」
楽しい登山の最後に待っている「下山での激痛」。
特に親指の爪が靴の内側に当たって内出血を起こし、黒変して最終的に剥がれ落ちる現象は「ブラックトゥ」や「死に爪」と呼ばれ、多くの登山者を悩ませています。
原因は「捨て寸(すてすん)」不足
最大の原因は、単純にサイズが小さすぎることです。
平地を歩く際、足は靴の中でそれほど動きませんが、急な下り坂では体重の数倍の負荷がかかり、足が靴の前方へ強く押し出されます。
このとき、つま先に最低でも1.0cmの空間(捨て寸)がないと、足が滑るたびに爪が靴の硬い壁に激突し続けることになります。
これが数千歩、数万歩と繰り返されることで、爪の下で内出血が起こるのです。
紐の締め方で解決できる場合も
サイズは合っているはずのに痛くなる場合は、靴紐の締め方(フィッティング)に問題があるかもしれません。
- 足首(足首に近いフック):ここを強く締めることで、足が前方へ滑るのを物理的にロックします。
- 甲部分:適度なフィット感で締め、足全体をホールドします。
下山前には一度立ち止まり、靴紐を締め直す習慣をつけるだけでも、爪へのダメージは大幅に軽減できます。
🚨 その痛み、放置しないで!
「いつも爪が黒くなるのは仕方ない」と諦めていませんか?それはサイズ選びが間違っている証拠です。
まずは自分の足の実測値を知り、本当に必要な「捨て寸」が確保できているか確認しましょう。