登山靴・トレッキングシューズの靴ひも結び方完全ガイド:安全と快適を両立するコツ

たかが靴紐、と侮ってはいけません。登山中の安全と快適さは、実はこの「一本の紐」が握っています。

メーカー推奨の「ほどけない結び方」から、プロが教える状況別の調整テクニックまで。明日からの登山が変わる、靴紐の極意を解説します。

しっかりと紐が締められた登山靴のアップ

1. なぜ「結び方」だけで安全性が変わるのか

靴紐は単に靴を留める道具ではありません。足と靴を「一体化」させる重要なパーツです。
好日山荘などの専門店も指摘するように、紐が緩んでいると靴の中で足が動き、以下のようなトラブルを招きます。

2. メーカー・専門家直伝!「ほどけない」結び方

「歩いているとすぐに解ける...」そんなストレスから解放される、プロ推奨のテクニックを紹介します。

モンベル推奨:二重蝶結び(ダブル・ボウノット)

通常の蝶々結びにもう一手間加えるだけですが、効果は絶大です。

  1. 普通に一回結ぶ(交差させる)。
  2. 輪っかを2つ作る際、一方の輪にもう一方の輪を「2回」巻きつける。
  3. 強く引き締める。

この「2回巻き」が強力な摩擦を生み、長時間歩いても緩みにくくなります。石井スポーツやYAMA HACKでも推奨されている、登山の定番テクニックです。

AOKIも推奨:ベルルッティ結び

「紳士靴の結び方」として有名ですが、実は登山靴の太い紐とも相性が抜群です。
二重蝶結びと似ていますが、「最初の結び目」も2回巻き、「蝶結び」も2回巻くのが特徴です。

  1. 最初の交差を2回巻いてギュッと締める。
  2. 蝶々結びを作る際も、輪の中に2回巻きつける。

結び目が美しくまとまる上に、摩擦力が最強クラス。絶対にほどきたくない急登や、岩場での使用におすすめです。

サロモン:クイックレースシステム

そもそも「結ばない」という選択肢もあります。
サロモンの靴に採用されている「クイックレース」は、細いコードをストッパーで引くだけ。
ワンタッチで調整でき、手袋をしたままでも操作可能。余った紐はポケットに収納できるので、引っ掛けるリスクもありません。

3. 登りと下りで変える?プロの調整テクニック

「山と溪谷オンライン」などの専門メディアでは、シーンに合わせた締め分けが推奨されています。

📈 登りのとき

足首周りは少し緩めに。
足首の可動域を広げることで、足を上げやすくし、ふくらはぎの疲労を軽減します。
甲の部分はしっかり締めてフィット感をキープしましょう。

📉 下りのとき

全体をガッチリ締める!
特に足首(くるぶし付近)を強く締め直し、足が靴の前方へ滑るのを防ぎます。
これが爪の保護と膝への負担軽減に直結します。

まとめ:足元の不安を解消して絶景へ

正しい靴紐の結び方は、最もコストのかからない「装備のアップグレード」です。

* 基本は「二重蝶結び」で緩み防止 * 登りは足首ゆったり、下りはガッチリ * 痛みが出るなら「窓あけ」などの部分調整

これらを意識するだけで、登山の快適性は驚くほど変わります。次回の山行でぜひ試してみてください。

🥾 あなたの足に合うサイズは?

楽しく安全な山遊びのために、最適なサイズをチェックしましょう。

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